概要
依頼者は、60代の女性。ほかに妹(相手方①)と弟(相手方②)がいる。父は平成5年に死亡したものの、遺産分割をしていない。母は、平成26年に死亡。なお、母は、依頼者と相手方①に対し遺産相続をさせる旨の遺言を残している。相手方②は、遺言によれば、母の遺産を受け取れないが、遺留分減殺請求を行使した。
上記状況で、依頼者は、父母の遺産の分割をするため、弁護士に依頼した。
争点
数次相続(父親と母親の相続をいっぺんに行う相続)及び遺留分減殺請求の処理
結論
数次相続及び遺留分減殺請求を反映させた遺産分割協議書を作成し、相続登記を成立することができた。
一言
複雑な事案ではありますが、まずは、依頼者の父の遺産を確定し、さらに依頼者の母の遺産を確定させた上で、各相続人の希望を確認した結果、全当事者にとって満足のいく内容の遺産分割協議を成立させることができました。
紛争性のある事案は、弁護士以外の他の士業(司法書士や行政書士など)が関与することができません。また、複雑な事案は、経験豊富な弁護士でないと解決することが難しいです。
私であれば、ほとんどの事案で解決への道筋を示すことができます。ご遠慮なくご相談ください。